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2007年9月10日 (月)

楽園

Photo久しぶりに本の紹介です。

宮部みゆきの超話題作「模倣犯」を読んだのは何年前だったでしょうか。残虐な犯人、それを追うマスコミや警察、巻き込まれる友人、そして被害者の身内。あらゆる角度から事件を追い、そして犯人を追いつめていく。。。今、思い返しても震えがきてしまうような長編でした。

そして先日、本屋さんで見つけた宮部みゆきの新刊がこの「楽園」。「模倣犯」で事件を追い続けたジャーナリストの前畑滋子がまたしても不可解な事件に挑むお話です。

あの事件で精神的後遺症の残る前畑滋子の前に持ち込まれた特別な能力を持つ少年の絵。そこには16年前に起きた少女殺人事件を物語る1枚の絵が描かれていた。そして少年のスケッチブックにはあの「山荘」の絵も。。。

16年前に殺された少女、茜は15歳。その事件の真相が明らかになってくる後半は、同じ娘を持つ親という立場の私は読んでいて、とても切なくなりました。この物語にはふたりの母親が登場します。そのどちらの気持ちにも共感でき、そして悲しくなりました。

相変わらず登場人物、そしてその周囲の人たちの人物像が深く書き込まれていて、時間をみつけては読みふけってしまいました。物語の前半は「模倣犯」のその後の話も少し触れられているので、「模倣犯」を読んだ方はより楽しめると思います。

それにしても本当にこの作家は色々なジャンルの本を書き、そのどれもが面白い。文庫になるのが待てず、ついつい新刊を買ってしまう作家のひとりです。

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コメント

おっ、おもしろそう!!ワタシも読みまっす!!
東野圭吾にはまりそうなワタシは、日曜の夜に1冊読みきっちゃいました(>▽<;)おかげさまで、ねむいっす。

チヅルさま

「模倣犯」は読んだ?
ようやく文庫になったみたいだね。
「模倣犯」ほどの重さはないけど、とにかくそれぞれの人物像と心理状態がよく書き込まれていて、あっという間に読んでしまいました。

でもさ、母親ってほーんと色々大変だよな…って。
子どもが大きくなっても、いつまでも子どもは子ども、
母親業は一生ついてまわるんだよね。
そーんな事考えてしまいました。

うん、オススメです。ぜひ読んでくださーい。

模倣犯…りりもんさまにススメてもらったから、もちろん読みましたぁ(^^)調子にのって映画も観に行ったけど、原作には及びもしなかったです、、、がっかりんこでした(;^_^A

チヅルさま

私も映画見にいったけど、あまりにお粗末な結末にア然としてしまいました。
宮部みゆきの現代モノ、SFモノならほとんど持っています。
新刊出るとついつい買ってしまう。
宮部みゆきとの出会いは「レベル・セブン」。そして「火車」ですっかりハマってしまいました。
「楽園」ぜひ読んでみてね~。よければお貸しします。

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