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2010年6月16日 (水)

読書暦

Photo最近読んだ本を2冊紹介。

文庫化まで待てないハードカバーの新刊、以前はガマンしきれず購入していましたが、本棚がすぐいっぱいになってしまうので、最近は図書館で借りて読むようにしています。

重松清の「十字架」。
中学2年の同級生がいじめを苦に自宅の柿の木に首をつって自殺。残された遺書には4人の名前が書かれていた。
いじめの主犯格だった2人には恨みの言葉が、小学校の頃仲が良かったものの、中学に入ってからはほとんど交流もなく、いじめの実態を知りながらも見て見ぬふりをしていた僕の名前と「親友でいてくれてありがとう」の言葉。

そしてほとんど口をきいたこともない違うクラスの女子の名前。「○○さん、ごめんなさい。お誕生日おめでとう」

「親友だったのに、なぜ助けてくれなかったのだ」と父親から責められる僕。
自分の誕生日が命日にされてしまった彼女。
重い十字架を一生背負うことになるとは、そのときには思いもしなかった…。

残された家族、僕と彼女、そしてマスコミ関係者たちの事件直後、1年後、5年後…20年後を綴った悲しく、そして重いテーマの作品。

重松清の作品はいじめをテーマにしたものが多くありますが、いずれも何らかの形でいい方向に向かって話が終わるものがほとんど。でも今回の作品は残されたものたちの後悔と懺悔と「忘れてはいけない」という思いがリアルに描かれています。

同じ年頃の娘を持つ親としては読んでいて胸がいっぱいになりましたが、読んでよかったというのが正直な感想です。

Photo_3 もう1冊は、以前紹介した「ふたたびの虹」の続編。

東京丸の内にある小さなお店「ばんざい屋」に足を運ぶお客たちとおかみの短編集です。

今回も想像するだけでおいしそうな季節のお料理が盛りだくさん。

交互に出てくる働く女性3人のエピソードも、同じ女性として共感できる部分がたくさんありました。

現代女性をテーマにした作品が多い作家で、あまり知られていませんが女性にはオススメの作家さんです。

シリーズものの作品も多い作家なので、この「ばんざい屋」もぜひシリーズ化して欲しいなぁと思っています。

2_2 今日のオススメ。

次女のお友だちが持ってきてからハマっている、コイケヤのポテトチップス「サワークリームオニオン」味。

コレはうまいです。。。












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