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2010年7月29日 (木)

本2冊

Photoダンナさまから薦められて「アルケミスト~夢を旅した少年~」を読みました。

長女が学校からもらってきた推薦図書にも載っていた、世界中で読まれているベストセラー。

とっても薄い文庫で、ゆっくり読んでも3日で読み終えました。

作者はブラジルの作家。
法律学校に入学したものの、中退して世界中の放浪の旅に出たというかわり者。

羊飼いの少年が夢をかなえるため、エジプトのピラミッドを目指して様々な経験をしながら旅を続けるお話。

夢をかなえるための道のりでは、時には大切なものを手放し、時にはだまされ、時にはとてつもない困難に出会う…。

また、様々な立場や考えをもつ人、動物とも出会い、自然との一体感を得る。。。

アルケミストとは「錬金術師」意味。物語の後半で少年は錬金術師の導きによって、大きな試練を迎え…。

少年はやがて旅を通じて起こる様々な出来事、人との出会いを「すべては自分の夢をかなえるための前兆なのだ」と受け入れてゆく。

幸福感も絶望や失望感も自分が先へ進むための「前兆」であり、それを避けてしまうと前には進めないのだと…。

「傷つくことを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだ…」
「人は誰でも、その人その人の学び方がある」

この本の中にはとても印象に残る言葉がたくさん出てきます。
これから進路を決めてゆく娘たちには、ぜひ読んでもらいたい1冊。
長女には夏の課題図書に推薦しました。。。

Photo_2 毎月送られてくる冊子で紹介されていた「無理」。

「空中ブランコ」で直木賞を受賞した奥田英朗の作品、実は初めて読みました。(空中ブランコも気になっていたのですが…)

印刷物で見たときは、本の厚さがわからなかったのですが、図書館で予約して借りてビックリ。544ページもある分厚い本だったのです。。。

とはいえ、読み始めたら止まらず、10日間ほどで読み終えてしまいました。

舞台は合併でできた地方都市。そこで暮らす年齢も職業も違う5人をそれぞれの視点で追いかけていくオムニバス形式。

妻の浮気が原因で離婚し、一人身の30代、お役所勤めのケースワーカー。陰気くさいこの土地から抜け出したくて、東京の大学への進学を夢見る女子高生。暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつける若いセールスマン。スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳のおばさん。地元の有権者や暴力団と癒着だらけの市議会議員。

地方都市の合併は全国のどこにでもある話。最悪な経済状況、観光も名所も乏しい中途半端な環境、外部資本の大手ショッピングセンターの進出でさびれてゆく地元の商店街、引きこもり、詐欺商法、新興宗教…今、まさに日本のどこにでも見られる地方都市の実情が描かれています。

バラバラの5人の物語…どこかでつながるのか、この先どうなるの?何だかそれぞれ最悪な事態i向かっている…まだ5人はつながらない…どーなるの?

そんな感じでどんどん読み進んでしまう、ナンとも不思議な本でした。

結末はハッピーエンドではないし、ここで終わってしまうのか…と消化不良感もありましたが、一口で言えば「おもしろかった」です。

毎日持って歩くのは重くて大変でしたけど…。






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