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2010年11月11日 (木)

当たりの1冊

Photo_2以前、誰かのブログでオススメされていた「阪急電車」。

気になる本を雑誌やネットで見つけると、スケジュール帳にメモしておくのですが、ずいぶん前にメモしておいたこの本の事はすっかり忘れていました。

ところが最近やたら本屋で「オススメ」と目立つところに並べてあり、そーだった読んでみなくては…と文庫を購入。

土曜の午後に買ったのですが、あっという間に読み終えてしまいました。。。

兵庫県に実在する「阪急今津線」という 全部で8駅、片道たったの15分というローカル線の電車を舞台にした短編連作。

本好きの男性がいつも図書館で見かけていた女性に、偶然電車の中で会うところから物語が始まります。

新しいカップルが誕生した男女の側には、元婚約者の結婚式に出席してきたワケありの女性。彼氏のワガママと暴力に悩まされている女子大生が、見かねた老婦人に言われた一言で別れを決意。

赤の他人同士が一時だけ交じり合う電車の中。そしてそこからひとつひとつの物語が広がっていきます。
どの話も共感できたり、情景が浮かんでくるのですが、1編がとても短いので、駅を出てからの彼ら、彼女たちがとても気になります。
ところがこの本の面白さはそれで終わらないところ。
読み進んでいくうちに、その後の彼、彼女らにまた出会えるのです。。。

1つのお話が20ページくらいなので、電車の中なら1、2駅で読み終える長さ。
私の場合は、お風呂で体を暖めている時間にちょうどよい長さでした。

この作家の作品は初めて読みましたが、登場する女性たちがとてもステキなのです。
「凛としている」という言葉がピッタリの女性や、素直でほんわりとした可愛らしい女性、しっかり者の女子高校生…年齢も立場も色々な女性が登場するのですが、どの女性も強くてかっこいい。

軽い気持ちで手に取った1冊ですが、読み終えた後味がすごくいい大当たりの1冊でした。

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