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2011年5月22日 (日)

花の鎖、ばんば憑き、最愛…本3冊

Photo 図書館で予約していた本がようやく借りられました。
湊かなえの新作「花の鎖」と宮部みゆきの新作「ばんば憑き」。

どちらも人気作家の新作とあって、本屋ではもちろん平積みされており、見かけるたびに「早くよみたいなぁ~」と思っていました。

で、なんとこの2冊同時に貸し出しOKの連絡が…。

実は地元の図書館と勤務地のある場所の図書館2ヵ所に別々に予約を入れていたので、こんなとこになってしまったのです。

どちらも貸し出し期間は2週間。
時間を見つけては読みふけってなんとか期日中に返却できました。。。

「花の鎖」は3人の女性の物語がそれぞれ進行していき、やがてそれが1本につながるというもの。

物語の内容自体はすごく感動するとか、驚くような結末があるとか、そういうものではありませんが、この作家はとにかく手法が面白い。

今までの作品もその手法によって、先が気になり読み進んでしまっていた感がありますが、今回もまさに「もしかして、この話って…」と先を知りたくなるような展開でした。

そしてラスト近くになると、前に戻って確認したくなり、何度もページを戻してしまいました。

読み終えたあと、以前見た映画「めぐりあう時間たち」を思い出しました。
ニコール・キッドマン、メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアの三大女優が競演した感慨深い作品です。

男性が読んでどう感じるか?ですが、私は面白かったと思います。

Photo
宮部みゆきの新作は短編が6話入った江戸時代の怪談。

どの話も結構怖いのですが、物の怪にしろ怨恨から生まれた幽霊にしろ、どこかあたたかさがあったり、そこにいたるまでの悲しい過去が丁寧に描かれていて読後感がいい。

いつも思うのですが、この人の書く時代モノは江戸長屋や商人の情景、台詞や人々の描写(特によくお話に出てくる子どもたち)をとても上手く書いているので、読みながら頭の中の映像で時代劇を見ている気分になります。

6話どれもよかったけれど、個人的には最後の「野槌の墓」が一番面白かったかな。

Photo_2 最後にもう1冊紹介。

「天使の報酬」が面白かった真保裕一の「最愛」の文庫をブックオフで発見。

読んでみたいなぁ~と思っていたので即買いしました。

政治とか警察とか外交官とか、結構大掛かりな作品を書く作家というイメージでしたが、コレは黒田康作シリーズとは全然違うタイプの作品でした。

ずっと音信不通だった姉が事件に巻き込まれ、意識不明の重体という連絡を受けた主人公。

子どもの頃に引き裂かれた姉弟の過去、その後の姉の人生を事件の真相にせまりながら遡ってゆく。。。

事件を追いながら姉が関わってきた人たちから聞く姉の話。
人々の話からら凛としたその姿が見えてくる。

そして予想外の結末…少しツライ部分もありましたが、面白かったです。

コレで真保裕一は私のお気に入りに登録決定しました。

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