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2011年6月16日 (木)

話題の本

Photo 今年の本屋大賞を受賞した「謎解きはディナーのあとで」をようやく読みました。

話題の1冊ということで、図書館には予約が大量に入っていました。

本屋大賞というとやっぱり思い出すのが「告白」。
あの本を読んだときの衝撃は今でも思い出します。

そんな気持ちで期待いっぱいに読んだこの本。

いくつかの事件が入った短編集。
事件そのものはそんなに複雑なものではなく、単純な謎解きもの。
名探偵コナンを小説にした感じかな…。

財閥のお嬢様刑事と勘違い上司、そして毒舌の執事というキャラクターの設定が今までになく新鮮だったということ。

会話のやりとりのテンポがいいユーモアミステリー。
赤川次郎の作品のようにシリーズ化しそうな予感がします。。。

読みやすく確かに面白かったのですが、先が気になってドキドキする…みたいな感じではありませんでした。

まぁ、話題の1冊ですから読まずにはいられなかったのですけどね。。。

Photo_2
そして次に読んだのがこの「ユージニア」。

結構好きな作家の部類に入る恩田陸の古い作品です。

以前ここでも紹介した「毒殺魔の教室」の解説で少し紹介されていた本で、やはり毒を使った殺人をモチーフにしています。

毒殺魔~を読んだ時の感想でも書きましたが、「告白」の著者湊かなえの「往復書簡」にも似たものがありました。

この3つの作品に共通しているのはその作風。

色々な立場で事件に関わった人たちのインタビュー、もしくは語り形式で、とにかくたくさんの証言や意見、その後の生活、各人に与えた影響などが語られていきます。

とくにこの「ユージニア」は、どの場面でもいきなり語りが始まってしまうので、それが誰でどんな立場の人なのか、読みすすまないとわかりません。

事件を小説にしてしまった女性、事件当時の担当刑事、生き残った女性の家族、犯人の身近にいた人…本当に色々な立場や年齢の人たちが登場します。
さらに一度しか登場しない人もいれば、時間を隔てて何度か登場する人もいる。

もともとこの作者の作品は明快でわかりやすいものもありますが、じっくり読んでも?っという作品も多く、今回も何度か前に戻って人物と時間の流れを確認してしまいました。

この作品も終わり方が?という感じ…。正直スッキリしない結末なのです。

でもやっぱりこの人の作品は面白い。
スッキリしないけど、読み終えたあとに色々と思い出したり、場面を想像してみたり何となくいつまでも頭の中に残ってしまう作品でした。

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