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2011年11月19日 (土)

読書の秋 その5

Photo 今年の秋は文庫読みまくりです。

有川浩の自衛隊3部作のラスト「海の底」を読みました。

「塩の街」「空の中」それぞれに違う面白さがありましたが、今回は設定がすごくよかった。

突然変異で巨大化したザリガニに似た海洋生物が横須賀基地に上陸。
次々と人間を襲うという非現実的だけど、ショッキングな場面から物語は始まります。

桜祭りで開放されていた基地には、多くの民間人が。
逃げ遅れた子どもたち数名が海上自衛隊の隊員2名とともに潜水艦『きりしお』に立てこもることに…。

陸上ではザリガニたちを阻止するべく、警察と機動隊が出動。
簡単には自衛隊は出動できず、潜水艦の子どもたちの救出にはなかなかたどりつけない…。
自衛隊を出動させるための駆け引き、米軍の動き…政治的な背景を伺わせながらの戦略とザリガニ博士とのやりとりが面白い。

一方、潜水艦の中では様々な事情を持つ子どもたちの相手に苦戦する自衛官。
子どもゆえのわがまま、身勝手さ、力関係、それぞれの家庭事情。

数日の不便な経験が子どもたちそれぞれを成長させ、変わっていく様子がすごくリアルに描かれていてドラマ化して欲しいくらい。
ラストも読み終えてしまうのが惜しいくらいよかったです。

32432268 「海の底」の解説を読んでいたら、「空の中」「海の底」の登場人物(カップル)の番外編がこの「クジラの彼」に書かれていると知り、すぐ本屋で購入しました。

出張中、新幹線と移動の電車で読み終えてしまったのですが、コレも面白かった~。

6つの短編集なのですが、いずれも自衛官の恋愛物語。
彼が自衛官、自衛官同士、彼女が飛行機乗り。
それぞれ普通では考えられない障害がある恋愛。

そしてどれも女性が強くてステキ。
有川浩作品に登場する女性は、ドジでも、意地っ張りでも、芯があって強くて優しい。

さて次は「図書館戦争シリーズ」に取り掛かりますか。

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