2012年9月 2日 (日)

9月に突入

Img_3587今日から9月。なのに残暑厳しすぎ。

でも朝晩は何となく涼しく、日も短くなりました。
今日は夕方、久しぶりにダンナさまとJILLレニーを連れてお散歩へ。
夕陽がとってもキレイで眩しいくらい。
いつもの公園で久しぶりにダッシュを楽しむ2ブヒ。

まだまだ日中は外に出してあげられないけど、朝んぽだけでなく夕方散歩も楽しめる季節になりました。

Img_3592草ボウボウになっていた公園ですが、レニーはいつものようにひっくり返って大騒ぎ。
その姿を冷ややかに見るJILL。JILLはそんなみっともない事したことありません。
同じ犬種なのに何が違うんだろう…。

JILLの皮膚はお薬を替えて、週3シャンプーをしたおかげか、心なしいいようです。
が、油断大敵。
教えていただいた生姜湿布を今夜試してみました。

準備が結構大変だし、部屋中生姜臭くなってしまうのですが、温かい湿布タオルを巻いてあげたらイヤがることもなく、気持ち良さそうにしていました。
長く続けなきゃ効果ないかもしれませんが、続けてみようと思います。

Img_35578月の最終週に急な東京出張が入りました。
日帰りだったのですが、帰りに急に思いついて原宿で下車。
最近ジャニーズの嵐にハマっている次女のお土産を買ってあげようとジャニーズショップへ。

本当に思いつきだったので、iPhoneで場所を検索。こーいう時、スマホは本当に便利です。
週末などは整理券が配られてなかなか入場できないようなのですが、平日の夕方ということもありすんなり入場。
でも思っていたようなグッズが売っているのではなく、生写真がほとんど。
グループごとに掲示されているのですが、嵐はとにかく多くて選びきれないほど。
あまり時間もなかったので、次女が好きな大野君の写真を中心に目についた5枚をゲット。
混んでいなかったので見やすかったけど、これが混雑している時だったら本当に大変だろうなぁ〜と。
仕事姿で一人で来店、はい、思いっきり浮いていました(笑)。

ついでに竹下通りに出て、アイドルショップもちょっとのぞいてみました。
こちらは色々なアイドルの写真、下敷き、うちわやキーホルダーなど種類も豊富。
が、古い写真とか多くてイマイチ。何軒も回れば掘り出し物も見つけられるのかもしれませんが…。

で、思いがけないお土産に次女の反応は上々。
「ママ、また出張行ってきてね…」だって。

竹下通りすっごく久しぶりでしたが、相変わらず人が多くて、怪しい外人や観光客でいっぱい。
場違いな場所なんだけど、あのゴチャゴチャ感、結構好きなんだよなぁ〜。
(若いころ原宿に勤めてたことあるんです…)

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話は変わって、金曜の夜は同じ同僚との女子会でした。

今回は参加者が少なく6名だったので「辛いの食べたい〜」というリクエストに応えて「ロータスラグーン」へ。

そしていつものように食べるのに夢中で料理の写真は撮り忘れ。
いっぱい食べて飲んでおしゃべりして、楽しい時間を過ごしてきました。

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帰りが遅かったので、今朝は早起きすることができなかったのですが、午前中のうちに2匹をシャンプーしてカメとイモリの水換え。

ダンナさまと娘たちが起きてきたので遅い朝食。
その頃には2階のリビングはすでに暑くってエアコンオン。
なのにレニーはハァハァ。

午後から次女のバレエのレッスン。帰ってきて大量の洗濯物片付けてお義母と夕食の準備。
下ごしらえして散歩。
いつもと同じ平和で平凡な土曜日でした。

写真は今日の稲の様子。
早稲の品種はもう稲刈りが始まったようです。
晴天続きで今年は実りも早いようで、我が家でもいつもより1週間早い稲刈りになりそう。

もうすぐ新米食べれます。。。
まだまだ暑い日が続きますが、確実に秋はやってきています。

32768698_2最後に最近読んだ本の紹介。

有川浩の「ラブコメ今昔」は表紙からちょっと想像できないのですが、彼女の得意とする自衛隊の話。
でさらになかなか他の作家では書くことのない自衛官の恋愛短編集。

自衛官といえど若い男女が多く、でもその勤務体系は特殊で階級の世界。
一般人との出会いも少ないし、例えうまくいっても結婚となると相手にもそれ相当の覚悟が必要だったりする。。。
あとがきで本人が書いていたのですが、色々な自衛官の方に取材して話を聞き、どの話も実話に近いものばかりらしいです。
なのですごいドラマちっくな恋愛物ではなく、どの話も心温まるステキなエピソードばかり。

最近の若い子は異性に興味がなかったり「彼氏必要ない」とか「女の子と何話していいかわかんない」なんて子が増えているとか。(私のまわりにもそんな女子、男子確かにいます…)

人を好きになるってこんなにステキなのに…って思える1册。
彼女たちにぜひ読んで欲しいなぁ〜。

最近は以前ほど本を読む時間が確保できず読書も進んでいません。
その理由のひとつが暑くて長風呂できないことなんですが…。

でも読書の秋は近づいている。
宮部みゆきの新刊も出たことだし、楽しみだなぁ〜。

2012年7月17日 (火)

三匹のおっさんふたたび

Photo有川浩の「三匹のおっさん ふたたび」をようやく図書館で借りることができました。

発売になってすぐ予約入れたのですが、結局3ヵ月待ち。
買えばいいんだけど新書は置き場所に困るし、でも文庫化まで待てないし…。

定年を迎えたおっさん三人組は相変わらず元気で、様々な事件に遭遇。
前作はおっさんたち本人と奥さん、そして孫たちの話が主流でしが、今回はその間の息子や嫁世代のトラブルに焦点を当てています。

パート先の揉め事やプチいじめ、町内の祭り開催にまつわるトラブル、父娘家族の再婚問題、他にも近所の本屋で起こる集団万引きの話やゴミ放置事件など、どこの町にもありそうな身近な事件やトラブルをおっさん三人組と孫息子が収めていきます。

難事件を解決という感じではなく、本当にどこにでもある日常の不可解な出来事を時には憤りながら、時にはやるせなくなりながらも解決していく様子がとにかくいい。

中学生にも高校生にも、私たち親世代にも、そして団塊の世代と言われるおっさんたちにもきっと共感する場面がたくさんあると思います。
これはぜひシリーズ化して続けて欲しい作品。次作が楽しみです。

2012年7月 3日 (火)

6月は大忙し〜読書歴〜

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忙しかった6月ですが、なぜか本はたくさん読んでいました。
ほとんどが入浴中か次女の習い事の待ち時間でしたが…。

同僚から借りた「みおつくし」シリーズは、ついに刊行されている7巻まで読んでしまい、続きが出るのを首を長くして待っている状態。

最後の最後に悲しい別れと決断があり、主人公澪の行方が本当に気になります。

この本は江戸時代の女調理人のお話なのですが、毎回美味しそうな料理が登場。
作者は小説を書きながら、本当に調理してみるというからスゴイ!

毎回簡単なレシピはついていたのですが、読者からの熱い要望に答えて、ついにレシピ本が登場。
本編と一緒に並べておける文庫サイズなのも嬉しい。

レシピとお料理の写真だけでなく、作者の作品への想い「つる屋」の見取り図、連載中の様々なエピソード、そして巻末には短編の番外編も載っているファンには嬉しい保存版です。

32750762以前、ここで紹介したことがある、必ず2度読んでしまう小説「イニシエーション・ラブ」の著者がまたもやってくれました。

衝撃のラスト2行は、本当に衝撃的でした。
すごく計算されていて、まんまとそれにハマってしまった自分が悔しいくらい。

その第二弾ともいえる「セカンド・ラブ」は1980年代が舞台。
スキー場から始まる出会い、美しく理想の女性との恋愛、すべてが順調に進んでいたのだが…。

結婚式のシーンから始まるこの物語、またしてもやられてしまいました。
「イニシエーション・ラブ」よりもミステリアスで結末が見えない。
で、ラストに「えっ、そんな〜」という感じ。。。
懐かしい時代がつまった私世代にオススメの一冊。

Photo_2東野圭吾の作品はどれも面白いですがこの「ガリレオシリーズ」は物理学者が主人公ということもあって、謎解き、アリバイ崩しが面白い。

今回の事件は単純な毒殺事件。
犯人の目星はついているものの、その方法とアリバイが解明できない。

そして明らかになる犯行の方法と理由…。
なかなか切ない結末。

女刑事とのやりとりも変わらず面白いし、ぜひまたドラマ化、映画化して欲しいガリレオシリーズ。
次の作品も楽しみです。

Photo_3今日紹介する文庫の最後は、やはり同僚から借りて読んだ「さよならバースディ」。

猿人の知的能力を実験する研究所で、若い研究者である主人公の恋人が不可解な自殺を遂げる。
その理由と真相は…。

もっとサスペンス色の濃い作品かなと思っていたのですが、前置きが結構長く、猿のバースディとの日常や実験の様子がとにかく細かく書かれています。
読んでいるうちに、高い知能能力を持つ3歳のバースディに感情移入してしまい、すごく可愛く見えいてきます。
タイトルがタイトルだけに、事件の真相よりもバースディが幸せになって欲しい、そんな結末を祈る気持ちでいっぱいになりました。

後半は思いがけない真実がしだいに明らかになり、バースディの研究も結果を出せぬまま終了することに。

んー、動物モノはやっぱり苦手。
どうしても感情移入してしまい、本編よりも動物たちの先のことが気になってしまいます。

できれば幸せになったバースディの続編を読みたい気分。
少し前に公開された「猿の惑星」を思い起こす小説でした。面白かったです。

2012年5月 5日 (土)

続編

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また今日も雨のため、田植え中止。
毎年GWの後半は田植えのため、予定を入れてないのでヒマな2日間になってしまいました。
でもそのおかげで読書の時間が増えてちょっぴり嬉しい。

少し前にここで紹介した「みをつくし料理帖」の続編2册。
連休前に同僚から借りていたので、じっくり楽しんでいます。

第2弾の「花散らしの雨」は、様々な困難を乗り越えて新しい「つる家」で料理の腕を振るう澪にまたしても嫌がらせや難題が降りかかります。
料理の評判が良ければ客も増えるが、ライバルも増える。
が、逆にそんな澪やつる家に好意を持って応援してくれる新しいキャラも登場。

澪の妹分となった奉公人のふき、口の悪い戯作者の清右衛門と版元の坂村堂、澪を恋敵と思い込み何かとつっかかってくるお嬢様の美緒。そして頼もしい助っ人のりう婆さん。

3冊目の「想い雲」は行方不明の若旦那の消息と姿を消した訳が明らかになってきます。
そして幼馴染の野江とのささやかな再会も…。

季節は春から初夏、そして夏、秋へ。
それにあわせて食材も料理も旬のものが次々と登場。
今回も作者自らが研究して創りだしたレシピが巻末に掲載されているのが嬉しい。

野草や旬の魚や野菜をより美味しくする澪の料理、一度食べてみたい。。。
本当に「つる家」があったら、絶対行くのになぁ〜。

Photo_3もう一冊、上の作品とはまったく違うジャンルの作品を紹介。

GW前に図書館に予約を入れておいた「罪悪」が手に入ったので速攻で読みました。
これも前に紹介した「犯罪」の第2弾と言える作品。

ドイツの弁護士でもある著者が現実の事件に材を得て描き上げた短篇集なのですが、前作は様々な理由で犯罪に手を染めた悲しい犯罪者たちを描いたものでしたが、今回は逆に思いもよらない犯罪の犠牲となってしまった人々にスポットを当てています。

やり切れない結末や残虐な行為に目を背けたくなるのですが「犯罪」と同様に、淡々と語られる事件とその判決はまるで新聞記事を読んでいるような感覚。

前作のような心温まる物語はありませんでしたが、やはり面白い。
ただ、表紙のイラストがリアルすぎて怖いかも…。

色々な雑誌やネット上でも評価の高い「犯罪」と「罪悪」。
先日、本屋で平積みにされていたのを見たのですが、かなり売れているようです。
今の日本にはありえないような事件もありましたが、被害者、犯罪者の心理や事件の状況を冷静な視点で描いた、他に類を見ない小説だと思います。

興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

2012年4月25日 (水)

ステップ

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重松清の「ステップ」を読みました。

結婚3年目、30歳という若さで1歳半の娘を残して妻が病死。
「僕」は男手ひとつで娘を育てていく決心をする。
保育園の初登園から小学校卒業までを綴った父と娘、妻の両親、そして二人を取り巻く様々な人たちの物語。

娘の成長と季節を織りまぜながら短編連載風に章が区切られており、どのエピソードも胸にジーンくる場面と言葉がいくつもあります。
そのひとつに、娘が小学校で母の日に母親の絵を書くという課題が出されます。
担任は母親の写真を見て書くように提案。
保育園では片親の家庭も多く、何かと気遣ってくれていたが、学校という場はそうではないことを思い知ります。

娘は「家にママはいるけど、パパが料理をするの」と言います。
友だちから嘘つき呼ばわりをされるのですが、母親の記憶さえない娘にとって、姿こそないもののママはいつも家にいる存在。
決してウソをついていたのではないのです。
「あんたんちはママが死んじゃったら、お家からいなくなるの?そんなの変だよ」
母子家庭は今時そんなに珍しくないけれども、父子家庭への認知度はまだまだ低い。
そんな現実をうまく描いています。

後半は父親本人の仕事や新しい出会いの話、妻の両親である義父、義母、義兄夫婦との関係なども織りまぜながら、テーマである「残された人たち」の成長を描いています。

重松清の作品は「その日の前に」を筆頭に、死と永遠の不在、残された人たちを取り上げたものがいくつかあります。
いつかは大切な家族と別れる日がくる。
その時、自分は…と考えると眠れなくなりそうですが、この「ステップ」を読んで少し気持ちがあたたかくなりました。

何度もグッとくる場面があるのですが、最後のお話は出勤前だというのに不覚にも鼻をすすり上げる始末。
慌てて化粧を直して出勤しました。。。
とっても、とってもオススメです。

2012年4月20日 (金)

澪とフジコ

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最近読んだ文庫2冊を紹介。

同僚から借りた高田郁の「八朔の雪」。みをつくし料理帖シリーズの1作目。

江戸時代、子どもの頃に災害で両親を失った澪は、生まれ故郷の大阪で老舗の料理屋に奉公していたのだが、店が家事になり主人と女将と共に江戸へ来る。
江戸で分店を任されていた倅を頼って上京したものの店は人手に渡り、倅は行方不明。
心労から主人は病死、残された女将と澪は粗末な長屋で暮らし始める。
途方にくれる澪だが、小さな蕎麦屋で働き始め、やがて料理も手がけるようになる。
だが大阪と江戸では味噌の味も違えば、出汁のとり方も料理法も違う。自慢の料理も江戸の人には合わず失敗の繰り返し。が、持ち前の踏ん張りで江戸の庶民が喜ぶ独自の料理を次々と作り、少しずつ認められていく。

悲しく辛い過去、行方知れずの倅と澪の幼馴染、ライバル店の出現と次々と振りかかる困難。
でも常に前向きな人柄と熱意に周囲の人々が力を貸し、少しずつ前に進んでいく澪。

江戸の庶民の暮らし、食、人情などが時代劇を見ているように流れこんでくる。
すごくいいです。
このシリーズはすでに何冊も出ているので続きがとっても楽しみ。
巻末に澪が作った料理のレシピがついているのも嬉しい。
お話に出てくる「とろとろ茶碗蒸し」はめちゃ食べたくなりました。
普段はあまり時代小説を読まない私でも、とても読みやすく楽しめました。

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もう1冊、以前からずっと気になっていたのですが、あまりにストレートな題名と装丁、そしてダークな気分になりそうで敬遠していた「殺人鬼フジコの衝動」。
少し前に本屋で平積みされていた限定版を発見。本編の他に薄い文庫がセットになっているではありませんか…。
これはきっと私に読みなさいと言っているのだと思い、ついに購入してしまいました。

はい、思っていた通り、かなりダークなお話です。
15人以上もの殺人を犯すフジコの生涯が描かれているのですが、その書き出しといい、終わり方といい、すごくミステリーな要素も高い作品。
最後の最後に「えっ?」と思わせる結末に、何ともいえない感情でいっぱいになりました。

この殺人鬼と呼ばれたフジコは子どもの頃に一家惨殺人事件で家族を失い、叔母の家に寄せます。
そして今、気づいたのですが、澪もフジコも原因と時代は違えども家族を失った同じ境遇。
かたや自分を取り巻く人々に感謝し、人に喜ばれる料理を作ることに精を出す澪。
かたや自分の境遇を呪い、自己中心的な生き方しかできなかったフジコ。
何が違うのかというと、それぞれの育ってきた環境がその後の彼女たちの人生に大きく影響しているように思えます。

澪の父親は腕のいい漆職人で、母は質素で優しく働き者。災害が起こるまで澪は愛されて育ってきたのです。そして父親の仕事ぶりを認めてくれた人の縁で澪は老舗料理店の奉公の口を得ることができたのです。

一方フジコの両親は見栄っ張りで酒癖が悪く、幼い頃、フジコは虐待を受けていました。
引き取られた叔母の家では肩身の狭い思いをしながら、周囲の大人や同級生たちの目を気にしながら生きていきます。
残酷な殺人を繰り返すフジコですが、歪んだ心の成長は過去のトラウマと両親から受けた虐待が根底にあり、誰かから愛されたいと思う気持ちが人一倍強かったとても悲しい女性だったのです。

そうそう、限定版についてきたミニ文庫「私は、フジコ」も面白かったです。
どうやらこの短編に次の作品のヒントが隠されているとか…そんなこと言われると次も読まなくちゃいけなくなってしまう。。。

人間の悪や闇の部分を書いた作品が多いと書評にあった真梨幸子。
この作品で私は初めて読んだのですが、ちょっとダークすぎてしばらく間を置いて次回作に取り掛かろうと思います。面白いことは面白いんですけどね…。

2012年4月12日 (木)

マンガ色々

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友人から借りて読んだマンガをようやく読み終えました。
と言ってもどちらも継続中。
「信長協奏曲」はひょんなことから現役高校生が戦国時代にタイムスリップ。
織田信長とそっくりなことから、本人と入れ替わって天下取りに挑むという歴史物。
これが面白い…。日本史好きな人にはふざけてる〜と叱られそうだけど、聞いたことのある人物が次々と登場して楽しめます。

「ましろのおと」は津軽三味線の話。
こちらも現役高校生たちが主人公。
「ちはやふる」「とめはねっ!」「3月のライオン」と、最近はちょっと地味でマイナーなんだけど、専門的な分野を取り上げたマンガが増えたような気がする。
百人一首も書道も囲碁もそしてこの津軽三味線も私にはまったく縁のない世界ですが、どれも奥が深くて面白い。

続きがとっても楽しみ〜。

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レンタルした「午前3時の危険地帯」は以前読んだ「午前3時の無法地帯」の続編ともいえる作品。
全4巻で完結。前作に続き、舞台はパチンコのチラシやPOPを制作しているデザイン事務所。
そこに入社した冴えない女の子のお話。仕事、恋愛、何でも一生懸命になれたあの頃…編集をやっていた若かりし自分を思い出させてくれました。
前作を読んでいなくても、十分楽しめる内容です。

「Real Clothes」は以前もここで紹介したことのあるコミック。
百貨店の婦人服売り場を舞台にしたこれまた働く女性たちの物語。
13巻で完結。連載期間は5年だったそうです。
将来に期待と不安を抱く20代後半から30代前半の女性たちのリアルな姿。
悩み、恋愛、結婚…色々な価値観があって、色々な道がある。
業種は違えど働く女性たちに元気をくれる作品。終わってしまったのが残念。

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「α アルファ」は上下巻。
いつの時代も若い世代に支持されているくらもちふさこの一風変わった作品。
若い俳優4人が演じる映画や舞台の物語が短編で描かれ、その間々に現実の4人の人間関係や生活が描かれている。
その構成がすごく斬新でさすがです。

このくらもちふさこにしろ、「Real Clothes」の槇村さとるにしろ、私が小学生の頃から活躍していた漫画家。今も第一線で描いていて、そして売れているからスゴイ!

最近は自分でマンガを買うことがめっきり減ってしまいましたが、コミックレンタルという便利なシステムが充実してきたので、本好きマンガ好きな私はとっても助かっています。

2012年4月 9日 (月)

三匹のおっさん

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少し前になりますが、有川浩の「三匹のおっさん」を読みました。

定年を迎えた熟年=おっさん3人が活躍する愉快で爽快な作品。
一般企業で定年を迎え、嘱託で否応なしにゲームセンターやボウリング場を営む娯楽施設の経理業務に再就職するおっさん①。
経営していた居酒屋を息子夫婦に譲り、のんびり隠居生活に入ったおっさん②。
妻に先立たれ、男手ひとつで娘を育てながら精密機器の会社を細々と経営するおっさん③。

幼馴染でもあるこの3人。おっさん①は剣道の達人、おっさん②は柔道の達人、そしておっさん③は頭脳派で手先が器用…危ない自家製武器を所持。。。
とまぁ、昔のワルガキトリオがそのままおっさんになっただけ。
時間とヒマを持て余したおっさんたちは、孫や娘を巻き込み、身近な事件を次々と解決。

その事件の内容が恐喝、痴漢、詐欺に小動物虐待と本当に近所でおきていることばかり。
最初はウザがっていたおっさん①の孫(高校男子)も、じじぃたちのやり方、度胸を見直していく。

いくつかの短編になっているので読みやすいし、テンポもよく会話の内容も楽しい。
すでに続編がハードカバーで発売されているので、早く読みた〜い…けれど文庫になるのを待とうか思案中。。。

年代問わず楽しめる作品。本が苦手って人にもオススメです。

2012年3月20日 (火)

書籍2冊「犯罪」と「慟哭」

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最近見た本の紹介ページで、偶然にも同じ本が紹介されていました。
それがこの「犯罪」。

ドイツの弁護士でもある著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描き上げた短篇集。
本国ドイツでベストセラーになり、世界32カ国で翻訳され、数々の文学賞を受賞。

そんなフレーズに興味をそそられ、さっそく図書館で予約しました。

11の短編が収められているのですが、どれもゆっくり読んでも15分くらいで読めるボリューム。
「犯罪」というタイトル通り、殺人、強盗など穏やかでない刑事事件の話ばかりなのですが、内容がそれぞれ違い、一風変わっていてどれも面白い。

冒頭の「フェーナー氏」はAmazonで最初の部分が立ち読みができたので、それでさらに読みたい度がアップ。
フェーナー氏は真面目を絵に描いたような町医者。住民からの信頼も厚く犯罪歴ももちろんない。
そんなフェーナー氏が長年連れ添った最愛の妻を殺した理由は、新婚旅行で交わしたひとつの約束が根底にあった。

いくつかの作品には残虐な場面があるのですが、調書を読んでいるかのように感情もなく淡々と綴れており、読みづらさはまったくない。(多少の不快感はありますが)
翻訳はあまり得意ではない私ですが、文章もとても読みやすくあっと言う間に読み終えました。

様々な犯罪の経過と裁判、そして結末。
展開も早く、どの話も読み終えてから嫌なイメージが残らない。

どの話も面白かったですが最後の「エチオピアの男」はその結末に心が温まりました。

これはオススメです。

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そしてもう1冊「犯罪」の前に読んだのが、前回紹介した貫田徳郎の「慟哭」。
ずいぶん前の作品で、何年も前から面白いというのは聞いていて気にはなっていたのですが、ようやく読むことができました。

当時、世間を賑わしていた幼女誘拐事件をモチーフにしたと思われる作品ではあるのですが、単に事件や犯人を追うミステリーモノではない。

警察内部のキャリアと現場刑事との角質。
サイドストーリーのように展開される新興宗教にのめり込む男の話。
2つの物語の結末は…。

ここからはちょっとネタバレになるのですが、最初から何となくこの人が犯人ではないかと思いつつも、辻褄が合わないので「やっぱり違うかなぁ」と半信半疑で読んでいました。
そしてラストに近づくにれ、以前読んだ「イニシエーション・ラブ」の展開に似ていることに気づき、唖然としました。

これがデビュー作というのですから驚きですし、話題になるのもうなずけます。
ただ、読後感はあまりよくない…救われない気分になってしまいます。。。

犯罪モノを連続で読んでしまって、ちょっとダークな気分になってしまったので、次は軽い明るいモノを読まなくては…とまったく趣向の違うモノを読み始めています。

その本の紹介と感想はまたいずれ…。


2012年3月 2日 (金)

ちょっと古い文庫2冊

Photo 少し前に読んだ石田衣良の「眠れぬ真珠」。
感想をアップするのを忘れていました。

何か面白そうな文庫ないかなぁ~と本屋をブラついていた時に目についた1冊。

石田衣良は結構好きな作家。
で、帯を見るとどうやら恋愛モノらしい…。
ミステリーばかり読んでいるので、たまにはこーいうのもいいかなと思い購入。

主人公の咲世子は45歳、独身の版画家。
両親が残してくれた一軒家を仕事場と住居にし、新聞や雑誌の挿絵といった安定した仕事を持つ。

少し年上の画商の彼とは不倫関係ながらも満たされた生活。
もともと一人が好きな咲世子は好きな仕事を続けながら気ままに生きている。
そんな彼女が17歳年下の素樹と出会う。
やがてお互い惹かれあい、恋に落ちていくのだが…。

若く輝く未来が待つ素樹を前に、老いを感じながら自分を制御しようとする咲世子。
少し早い更年期障害に悩まされながらも、浮きたつ自分の心を抑えられなくなっていく様子がとてもよく描かれている。

大きな年の差がテーマの恋愛小説ですが、同年代の私としては彼女の心と体の変化に同調できる部分があり、ハッピーエンドを願いながら読んでいました。

解説に「この作品を男性が書いたのが信じられない」みたいな事が書かれてあったのですが、本当にそう思う。
石田衣良という作家は少年犯罪モノも書けば、暴力的な作品も書く。
かと思えば純愛モノもあるし、SFちっくな話も書ける。
この作品で言えば、男性なのになぜここまで女性の気持ちがわかるのか…それが不思議。

女性にはダイヤモンドのタイプと真珠のタイプがいるらしい…私はどっちでもなさそうだけど…。大人の恋愛小説…たまにはイイネ。

Photo タイトルからして「眠れぬ真珠」とは対照的な作品。
貫井徳郎の「天使の屍」をブックオフで購入。

以前から気になっていた「慟哭」と一緒に見つけて買ったのですが、「慟哭」は後のお楽しみにしてこちらを先に読みました。

ある日突然、何の前ぶりもなく中学2年、14歳の息子が飛び降り自殺をする。

その原因はいじめではなく、体内からは薬物反応が…。
父親は真実が知りたくて息子の同級生たちに会うのだが、簡単には真実にたどりつけない。そんな中、息子の友人がひとり、またひとりと自殺してしまう。彼らにいったい何が起こっているのか…。

犯罪の匂いがプンプンするような出だしだったのですが、この作品は犯罪モノではなく、微妙な思春期が生み出した悲しくせつないお話。

貫井徳郎の作品は初めて読んだのですが、結構読みやすく面白かった。
が、絶賛するほどではないかな…。
それはこの文庫が2000年に発売になったという時代錯誤も多少あるし、宮部みゆきや重松清といった、登場人物ひとりひとりの感情やそれぞれの背景を丁寧に書く作家の作品を読みなれているせいか、全体にあっさりとした感じがするのです。。。

携帯やパソコンが登場しないと「コレは古い作品だな」とすぐわかってしまう。
もしもコレが中学生でも携帯を持つ今だったら、もっと違う話になっていたかもしれない…そんな気さえします。

時代モノやSFモノはそーでもないけど、そーいう意味でも最近の現代小説は旬のうちに読んだ方がいいみたい。
そんなことを思ってしまいました。。。

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